── 忙しい時期こそ「いつも以上の基本」を徹底する ──
11月も最終週、いよいよ今年も残すところあと1カ月ほどになりました。
年末は、1年の中でも特に忙しさが増す時期です。
配送量の増加・道路の混雑・気温低下による路面状況の悪化など、
事故につながる要因が重なりやすくなります。
年末は「慌ただしいから仕方ない」では済まされません。
事故は一瞬で起き、その後の影響は非常に大きいものです。
だからこそ、“いつも以上に基本を徹底する” ことが重要になります。
目 次
■忙しくなる時期ほど「確認作業の徹底」を
年末は誤配などのヒューマンエラーも増える傾向があります。
- 荷下ろし時の氏名や注文番号の照合
- 個口数の再確認
- お届け時のフルネーム確認や店舗名の確認
これらの基本動作が、“急いでいる”時ほど抜けてしまいます。
「焦った時こそ一呼吸置く」
これだけで事故率は大きく下がります。
■路面凍結・渋滞など冬特有のリスクへの注意
気温差が大きく、朝晩は路面凍結が起きやすくなります。
- 接地面が白く見える「ブラックアイスバーン」に注意
- 陽の当たらない道・橋の上は特に滑りやすい
- 車間距離は通常の 1.5〜2倍 を確保
また、年末は交通量が一気に増えるため、“イライラ運転” も事故の原因になります。
ゆとりのある走行を心がけましょう。

■荷物量の増加による「無理なスケジュール」を避ける
配送量が増えると、
- 無理な追い込み運転
- 確認不足
- 身体の疲れによる判断力低下
が起こりがちです。
会社側もドライバーも、お互いに無理のないスケジュール調整が大切です。
「間に合わせるための無理」より「安全のための調整」 を優先しましょう。
最も大切なのは”安全で正しい”配送です。
■体調管理も事故防止の一部
風邪・インフルエンザなど体調を崩しやすい季節です。
- 睡眠をしっかり取る
- こまめな水分補給
- 栄養ある食事
- 車内の暖房による眠気に注意
体調不良は判断力の低下に直結します。
万が一体調が悪い時は、無理をせず相談することも大切です。

■年末は「初心に返る月」
年末は、一年を締めくくる大切な時期です。
事故を起こさず、関わる全ての人が気持ちよく新年を迎えられるよう、
今一度、安全運転・確認作業・体調管理など、基本を見直すタイミングにしたいものです。
最後に
12月は忙しさゆえに事故のリスクが高まります。
しかし、ひとつひとつの基本を丁寧に積み重ねることで、事故は確実に防げます。
「急がず・焦らず・いつも以上に丁寧に」
これを全員で共有し、安全な年末を迎えましょう。