「もういくつ寝るとお正月♪」そんな歌を自然と口ずさんでしまう季節になってきました。
街には年末の慌ただしさが漂い、仕事は一年の締めくくりに向けて忙しくなる時期です。
この時期になると気になってくるのが、年末年始の「挨拶回り」。
年末年始の挨拶回りは、単なる慣習ではなく、1年の感謝を伝え、新しい年の良好な関係を築く大切な機会です。
とくにビジネスの場では、マナーやタイミングを誤ると相手に負担をかけてしまうこともあります。
今回は挨拶回りのタイミングや注意点を含め、特に気をつけたい具体的なポイントをまとめました。
目 次
■ いつ挨拶する? タイミングの目安
年末の挨拶
・最終営業日の1週間前〜3日前がベスト
→ 忙しさがピークになる前に相手が余裕をもって受け取れるよう配慮するのが大切です。
・年末直前や最終営業日ギリギリは避ける
→ 取引先や関係者にとって、業務最終日近くは通常業務の締め作業中で負担になる可能性があります。
年始の挨拶
・1月1日〜1月7日(松の内)までがマナーの期間
→ 日本の伝統的な新年の挨拶期間であり、この間に挨拶を済ませるのが一般的です。
タイミングを逃した場合でも、1月中旬頃までなら“本年もよろしくお願いします”的な挨拶として自然です。

■連絡方法を使い分ける
年末年始の挨拶は目的や状況によって方法を使い分けるのがポイントです。
訪問挨拶
最も丁寧な形。
・事前に「アポイント(訪問の約束)」を必ず取り、相手の都合を確認する
・訪問する際は時間帯にも配慮し、相手の業務に支障を出さないよう心がける
メール挨拶
現代で最も一般的な方法。
・件名に社名・名前を明記し、相手が挨拶と気づきやすいようにする
・自社の年末年始休業予定も記載すると丁寧
電話・年賀状
・電話は直接声で感謝を伝えられるが、忙しい時期には相手の負担になりやすい
・年賀状は形式的で好印象を残せるが、最近は紙よりメールの方が主流になってきている
■訪問時のマナーと注意点
挨拶回りを訪問で行う場合、以下の点に注意して失礼のない対応を心がけましょう。
事前連絡・アポイント・時間帯
・事前に訪問日時を伝え、相手の負担を減らす配慮をする
・早朝や昼食事時の訪問は控える
・大晦日や元日は避ける
所要時間は短く
・1件あたりは5〜15分程度が目安、忙しい年末の時期は30分を超えないようにする
手土産の選び方
・高価すぎず、分けやすい日持ちするものが好まれる
・刃物など「縁起が悪い」とされる品物は避ける

■挨拶で伝えるべき内容
年末・年始それぞれの挨拶は、短く丁寧に要点を伝えることが大切です。
年末の挨拶例
「本年は大変お世話になり、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。」
年始の挨拶例
「新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。」
※年始の挨拶は、できるだけ松の内(1月7日まで)に済ませるのが正式なマナーとされています。
■相手の状況を最優先にする
年末年始は誰にとっても多忙な時期です。以下の点も忘れないようにしましょう。
留守だった場合
→ 無理に再訪せず、年賀状やメールで丁寧に挨拶する。
訪問時の雰囲気を読む
→ 忙しそうな場合はそっと引き上げる配慮が大切です。

■最後に
年末年始の挨拶回りは、単なる形式ではなくお取引先企業様などの相手と
今年一年の感謝を共有し、翌年の信頼関係を築く場です。
「適切なタイミング」「丁寧な連絡手段」「相手への配慮」など、
相手の立場や状況を考えた行動が、良好な人間関係につながります。
これらのポイントを押さえて、挨拶回りがより心のこもったものになるよう、ぜひ参考にしてみてください。