学歴や経験が不要で、月に50万円稼ぐことも難しくない軽貨物ドライバー。
今、老若男女を問わず非常に注目されている職業です。
軽貨物ドライバーとして働く際は、個人事業主で仕事請け負うことが多く、メリットも多いのですが、当然ながらデメリットもあります。
その1つに、「報酬の未払い」があり、これに頭を抱える軽貨物ドライバーの方は少なくありません。
今日は、そんなクライアントからの報酬未払いの対処法について解説します。
目 次
実に7割の個人事業主が報酬未払いを経験
個人事業主にとって、報酬が払われないのは死活問題です。
契約書を交わし業務をするのなら支払われるべきお金ですが、ある調査によると個人事業主の7割がこれまでに未払いを経験しているともいわれています。
実際、軽貨物ドライバーを雇う業者にも悪徳なところがあり、報酬に関するトラブルは珍しくありません、
では、軽貨物ドライバーは何もすることができないのでしょうか。
クライアントの報酬未払いへの対処法
順番に解説します。
①契約書を交わす
個人事業主の方は、仕事を始める前に契約書を交わすようにしましょう。
軽貨物業者の中には、契約書はあってもドライバーに不利になるような事項が記載されていることがあるので、契約をする前にしっかり確認してください。
また、面接ですぐに契約書を交わそうとする業者は悪徳の可能性が高いので注意が必要です。
②直接連絡してみる
実際に仕事をして報酬が支払われない場合は、まずはクライアントに直接連絡を取ります。
もしかしたら、支払い期日などの勘違いなど事務処理でのミスが原因かもしれませんので、落ち着いて連絡してください。
③内容証明を送る
内容証明というのは、支払い督促の法的証拠になるものです。
これを送っておくことで今後法的措置を取る場合の強い味方になります。
以上が、やるべき3つの対処法です。
もしこれで解決しないのであれば、裁判所ではっきりさせることになるでしょう。
裁判所から支払督促を送ってもらったり、未払い報酬が60万円以下の場合は簡易裁判所にて小額控訴を行います。
その際に弁護士は要りません。
クライアントに連絡をする際の注意点
せっかく頑張って働いた分のお金が振り込まれないと頭に来ると思いますが、まずは落ち着いて対応することが重要です。
先に述べた通り、支払い期日や振込先が間違っているなど事務処理のミスかもしれませんし、相手側に必ずしも「意図」があるとはいえません。
早まって怒りの連絡をしてクライアントとの関係性の悪化や更なるトラブルに発展することも考えられますので、まずは深呼吸をして相手に送る文面を考えてください。
裁判など最悪の事態になってもいいように、感情に流されるのではなくしっかり証拠を集めて動くようにすると後悔しないでしょう。