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~“大丈夫そう”が一番危ない。今こそ見直しのタイミング~
10月に入っても25℃を超える夏日が続いていますが、空気が少し涼しく感じる――。
そんな中、猛暑の中を走り続けた車両たちは、実は“暑さ疲れ”を抱えています。
高温下での連続走行、フルエアコン稼働、渋滞での長時間アイドリング…。
目立った異常がなくても、車の内部には確実に疲労が蓄積されています。
そこで北商物流では、10月を「車両リフレッシュ月間」と位置づけ、
トラブルを未然に防ぐための重点点検を実施しています。
🔧 秋に行う車両点検5つのポイント
夏の酷暑を乗り越えた直後の秋は、気温差や湿度変化により車両の各部に負担が残りやすい時期です。
以下の5つの点検ポイントを押さえておくと、安全で安定した状態の維持が期待できます。
①バッテリーの状態確認
夏の高温でバッテリー液が蒸発し、劣化が進んでいる場合があります。
電圧低下や端子の腐食をチェックし、必要に応じて交換を検討しましょう。
②タイヤの摩耗・空気圧
気温が下がると空気圧が自然に低下します。
夏に酷使したタイヤは摩耗も進んでいるため、溝の深さやひび割れの有無をしっかり確認。
③エンジンオイル・冷却水の量と汚れ
高温走行や渋滞による熱負荷で、オイルやクーラントが劣化している可能性があります。
量と汚れを点検し、早めの交換を心がけましょう。
④ワイパーとウォッシャー液
秋の長雨に備え、ゴムの劣化や拭き残しをチェック。
ォッシャー液の残量も忘れず確認しておきましょう。
⑤ライト類・電装系の動作確認
日没が早まる秋は、ヘッドライト・ブレーキランプ・ウインカーの確認が欠かせません。
夜間や雨天時の視認性確保につながります。
🧰 北商物流の取り組み
・日常点検
毎日の運行前宣言で点検項目を確認し、ドライバー自身が異常の早期発見に努めています。
・定期点検
「車両点検シート」を配布し、車両の状態や整備履歴を記録。
ドライバー自身によるセルフチェックを促進しています。
・巡回時の車両確認
管理者が現場で車両の状態を確認。
タイヤの摩耗やライトの電球切れ、荷室や運転席の整理状況までチェックし、
必要に応じてその場で整備を促します。
・違和感の報告習慣
運転中に「音」「匂い」「振動」などの違和感を感じた場合は即報告。
トラブルが発生する前に整備を行い、未然に防ぐ文化を大切にしています。
🎤 ドライバーの声
「バッテリー交換、日常点検で小さな異変に気づけて良かった。週末上がってたかも」
「黒ナンバーを無料で貸し出してくれる整備工場を紹介してくれたので気軽に整備に出せた」
「車両トラブルは売上にも影響するし、関係先にも迷惑がかかる。未然に防ぎたい」
📝 最後に
配送は「人と車」の両方が健全であってこそ。
秋に入った今こそ、“まだ壊れてないから大丈夫”ではなく、
“壊れる前にケアする”という意識が求められます。
北商物流では、日々の点検・気づき・報告の文化をこれからも継続し、
秋も安心・安全な配送をお届けしてまいります。