12月は交通量が増える時期であり、全国的に「年末の交通安全運動」が展開される季節です。
軽貨物ドライバーにとっては、いつも以上に安全運転が求められる時期でもあります。
特に12月の中旬頃からは、各都道府県警が重点取締りを強化するため、
普段以上にパトカーや白バイを見かけることが増えます。
今回は、軽貨物ドライバーが年末の取締り強化期間に気を付けるべきポイントをまとめました。

目 次
■ スピード違反の重点取締りが増える
年末は夕方の渋滞・慌ただしさから、ついスピードが上がりがち。
特に…
・幹線道路
・バイパス
・見通しのよい直線道路
・30km/h制限の生活道路
では白バイの待機が増える傾向があります。
「急がない」ことが何よりの安全運転。
いつも以上にスピードを意識して走行しましょう。
■ スマホ・ながら運転の摘発が強化
スマホ保持の罰則はかなり重いので要注意。
・反則金 18,000円
・違反点数 3点
・場合によっては即停止命令も
配送中に連絡が入ることもあります。
また、スマホを使用しての業務やナビの操作など、つい”ながら運転”をしてしまいがちです。
しかし、一瞬のスキで事故は発生します。スマホは必ず停車してから操作しましょう。

■ 一時停止の取り締まりが増える
住宅街・学校周辺では、年末になると張り込み型の取り締まりも増えます。
特に軽貨物は「急ぎのイメージ」が持たれやすいので、
停止線での“完全停止”を徹底しましょう。
しっかと停止すれば、出会いがしらの危険な事故も回避できます。
■ 歩行者妨害(横断歩道の優先)も強化重点!
年末に特に増える取り締まりがこれです。
横断歩道で歩行者が渡ろうとしている場合は必ず「停止」が鉄則です。
・立ち止まっている
・渡ろうとして足を出した
・子ども・高齢者がいる
これらはすべて「横断意思あり」と見なされます。
歩行者妨害は年末でなくとも摘発されやすい違反のひとつです。
より一層の注意が必要ですね。

■ アルコール検問の強化
年末は、飲酒機会が極端に増える季節です。
忘年会、仕事納めの会食、全国的に飲酒量が増えるため、警察も重点的に検問を実施します。
飲んだら乗るなは勿論のこと、前夜に飲んだ場合は、「寝たから大丈夫」ではなく、
翌朝の業務開始時間までにアルコールが抜けているかを必ず意識しましょう。
近いからいいか、少量だから大丈夫、は通用しません。
仕事を失うことになります。
当然のことですが飲酒運転は一発アウト!絶対にしてはいけません!
最後に
“急ぎたい時期こそ”安全運転が評価される
年末の取締りは、軽貨物ドライバーにとっては
「安全運転を見直すよいきっかけ」にもなります。
・スピード控えめ
・ながら運転禁止
・完全停止
・歩行者優先
全て基本的なことですが、慌ただしい年末にこそ意識し、
徹底することで、日頃の事故の防止にも繋がります。
取り締まりが強化される時期だけでなく、
普段から交通ルール厳守で安全な配送を心がけてまいります。