3月は、交通事故、特に死亡事故が増えやすい月だと言われています。
12月に次いで事故が多くなるこの時期は、配送の現場にとっても注意が必要な季節です。
宅配や企業配では、日々同じ道を走る機会が多いです。
だからこそ、「いつも通り」の中に潜む変化や油断が事故につながることがあります。
今回は、なぜ3月に事故が増えるのか、
そして配送の現場で特に意識するべき事故防止のポイントについて考えていきます。
北商物流では、ISO39001(道路交通安全マネジメントシステム)に基づき、
「事故が起きてから対策する」のではなく、
“この時期に、どのようなリスクが高まるのか”を事前に想定し、共有することを大切にしています。
目 次
なぜ3月に交通事故が増えるのか?
3月に交通事故が増える背景には、年度末特有の忙しさと生活環境の変化が大きく関係していると考えられます。
・年度末の業務集中による焦り、疲労、漫然運転
多くの企業で決算対応や異動、引き継ぎなど業務が立て込みやすい時期です。
運送業に従事するドライバーだけでなく、街を走る多くのドライバーにとって「急がなければ」「早く終わらせたい」という心理が働きがちです。
その結果、スピード超過や確認不足、疲労による集中力低下が起こりやすくなります。
・環境変化と交通量増加による事故リスクの上昇
3月は引っ越しや入学、就職のタイミングと重なり、
普段通らない道を走る人や、免許を取得したばかりのドライバーが増えます。
加えて、送別会や引っ越し作業などで交通量そのものも増加します。
土地勘がない中での運転や判断の遅れに、交通量の多さが重なることで、事故が発生しやすくなります。
・歩行者や自転車の増加
春の陽気で外出する人が増え、歩行者や自転車の通行が活発になります。
特に新生活が始まったばかりの子どもや学生は交通ルールに不慣れなため、特に注意が必要です。
・体調面の変化(花粉症・寒暖差)
花粉症の症状や、服用している薬の副作用による眠気・集中力低下、
寒暖差による体調不良などが、運転判断に影響を与えることもあります。
3月に多い事故の傾向とは?
3月に多く見られる事故には、次のような特徴があります。
・車両同士の追突事故
交通量が増え、信号待ちや渋滞が多くなることで、
「止まると思わなかった」「よそ見などの一瞬の油断」で追突が起きやすくなります。
・ 正面衝突・交差点での事故
焦りから無理な右折や、確認不足による出会い頭の事故が発生しやすくなります。
・歩行者・自転車との事故
春休みや引っ越しシーズンで、人の動きが普段と変わります。
慣れた道でも、想定外の動きをする歩行者が増えるため交差点や生活道路での事故に注意が必要です。
配送の現場で特に気をつけたいポイント
宅配や企業配、その他の配送でも街中を配送する機会が多い仕事です。
その分、3月は次の点を特に意識することが大切です。
・「急がない」判断を意識する
1分を縮めようとする行動が、大きな事故につながることがあります。
焦りを感じたときこそ、速度や車間距離を見直すことが重要です。
最優先するべきは時間厳守ではありません、安全運転です。
・交差点での再確認
「いつもの道」「いつもの交差点」ほど、確認が甘くなりがちです。
一呼吸置いて、徐行や一時停止、安全確認を徹底しましょう。
・体調の変化を軽視しない
眠気、だるさ、目のかすみなど、
少しの違和感が集中力低下のサインになることがあります。
無理をせず、早めの休憩や相談を心がけることも事故防止につながります。

慌ただしい時期だからこそ、安全を最優先に
3月は、新しい年度へ向かう大切な準備期間です。
無事故でこの時期を乗り越えることが、
次のスタートを安心して迎えることにつながります。
北商物流では、
「忙しいときほど、基本に立ち返る」
「安全を理由に立ち止まる判断を尊重する、時間厳守よりも安全運転」
そんな現場づくりを重要視しています。
事故は、特別な状況で起こるものではなく、
慢心や小さな油断の積み重ねで発生します。
3月という節目の時期だからこそ、
一層の安全意識を持って、日々の配送に向き合っていきます。
