事業内容service

service 個人宅配

はじめに当社の考える宅配業務とは

個人宅配業務ですが、ドライバーさんや荷主様(特に路線会社様)から見た場合、個人事業主の自宅近くのセンターを軽貨物会社が斡旋し、あとは本人の力量と現場任せで、結果長続きしないというイメージが有るかと思います。
又、不在が多い上、長時間労働で入れ替わりが激しく、担当するエリアの当たり外れで収入格差があるというのも、紛れもない事実です。
当社は創業時より企業便(BtoB)を軸としており、又上記の理由により宅配業務自体を事業として重視しておらず、積極的に請け負っておりませんでした。
しかし近年ラストワンマイルという言葉が生まれ、個人の方に対し今まで無かったサービスや配送が始まりました。
BtoC、CtoCは大きな市場となり、運送業界全体で供給(配送人材)が足りない状況となりました。
当社は創業以来の緊急便事業(チャーター便・スポット便・引っ越し便等)を廃止する事で選択と集中を行い、宅配業務に本格参入する事としました。
緊急便事業は配車係が社内に常駐し、いつ・どこまで・何を・どれくらい運ぶのかが分からず、そもそも依頼自体が来るのか来ないのかという、完全にリアクションの仕事でしたので、廃止によって人材の再配置を始め、コスト削減や待機時間の大幅削減など多くの副次的効果をもたらしました。
今では会社全体の売上げの7割が個人向け宅配となり、「宅配といえば北商」と言われるまでに成長しました。

北商物流 個人宅配とは

大手宅配会社のエリア配送

件数は多いが自分の受け持ち担当エリアが決まっているので、慣れると数をこなせて稼げるようになる。
以前は不在持ち戻りが多かったが、現在はテレワークで在宅率が上がった事や非対面接触配送(指定置き)の推奨などで、配送完了割合が大幅に改善してきている。

埼玉エリア責任者
常務取締役 斉藤麻人

管理責任者より

荷物を個人宅や企業様へ届けるラストワンマイル

受託先の各センターの規模にもよりますが、多いセンターで一日1000個以上の荷物を個人宅や企業様へ届けるラストワンマイルのお仕事です。
もちろんお荷物をただ単に配るだけではありません。
日付指定や時間指定を守り、お客様のご希望に応じて、指定の場所へ届ける事もあります。例えば宅配ボックス入れ、管理人預け、玄関前へ置き配等…様々なご要望に応えながら、正確に確実にお届けしなくてはなりません。

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昨今は接客応対についてお客様の目も厳しくなっており、ちょっとした事でお叱りやクレームを頂戴する事もあります。
それ故、より一層ドライバーの品質が重要視されてきています。
当初、お客様の方で問題視されていたのは、軽貨物業者が斡旋したドライバーの品質でした。
配送態度が悪い、直ぐ辞めてしまい入れ替わりが激しい、当日急にドライバーが休んだのに代わりが来ない、ドライバーを入れたら入れっぱなしで指導・教育も何もしない等…、多数の問題点にお困りでしたが、業者を切ってしまうと配送現場がパンクしてしまうという、悪循環だったと言います。
弊社の場合、まず稼働する前にドライバーさんと2時間程時間をかけて面談し、業務説明をしていきます。
ドライバーさんにもそれぞれ稼働条件がある為、収入面・稼働時間・稼働日など条件が合えば、現場見学に行ってもらい弊社社員や先輩ドライバーの横に乗り現場見学をしてもらいます。
これは実稼働する前と業務開始後になるべく温度差が出ない様に、イメージを掴むと共に厳しさなどもしっかり理解してもらい、覚悟を持って業務に就いてもらう為です。
ここから初めて研修スタートさせ、お客様にご迷惑をおかけしない様にしっかり弊社社員が一人前になるまで研修を行い、妥協せずにプロドライバーとして育てていきます。
ここまでの業務が正直一番神経を使いますが、一番大事な事ですので報連相を怠らせずに、毎日荷物の配送状況の確認やメンタル面のフォローをします。
また、私の方でも定期的に巡回しお客様の意見を伺い、ドライバーとも直接会話をする様にし、それぞれの目線に合わせ、双方で良い環境を築けるように心掛けています。
過去にはドライバーの家庭の事情などで当日急遽の欠員が出た事もありますが、代走の社員でカバーするなどし、一度もコースに穴を空けた事が無いのは小さな自慢です。
最初は本当にゼロからのスタートでしたが、今では他のセンターも丸ごと任されるぐらいのお話しを頂く程の評価を頂いており、結果を出しながらお客様からの信頼を頂く事で、更にやりがいを感じています。
これからも常に誠実でお客様の立場になって考え行動し、より一層信頼を頂ける様に尽力していきたいと思います。

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東京エリア責任者
専務取締役 瀬戸口勇

管理責任者より

私が現場を管理する上で大切にしている事は「聴く」事です。

私が現場を管理する上で大切にしている事は「聴く」事です。
宅配業務は同業他社が昔から多く存在するので、会社として他社との差別化が全てと言っても過言ではありません。
やはりドライバーから見た時に魅力が無く、稼げない現場や営業所は、ドライバーの定着率も悪くなり、依頼主の評価も下がるという悪循環になります。

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ですから、ドライバーからの日々の声をしっかり「聴き」、他社が出来ていない点を把握し、会社としての取り組みに自分自身で反映して強化する事で差別化を図っております。
会社の取り組みの有無や力の入れ具合は、現場でよく他社所属ドライバーと会話をしているドライバー自身のモチベーションを大きく左右します。
比較対象で有る他社よりも少しでも良い環境を提供・維持する事が、ドライバーの意識を高め、その先のお客様へのサービス品質の向上や業務継続率の高さにつながっていると思っております。
現在は営業所内で1番のドライバー数になり、品質と定着率も最上位になりました。
以前に依頼主様から、「問題が有ったわけでもないのに、こんなに頻繁に会社の役職者が現場を見に来る軽貨物会社は無いよ」と言って頂いた事があります。
そのお褒めのお言葉が今でもフットワーク軽く現場に行きながら、近い距離間でドライバーと共に仕事が出来ている秘訣なのかなと自分では思っております。
今後も「聴く」取り組みを続け、ドライバー育成に力を入れていきたいと思います。

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ドライバーインタビュー
北商物流 ECコマースとは

有機野菜やオーガニック食材などの会員制個人宅配

準ルート配送になるが、配送先は基本的に食材にこだわりを持つ富裕層の会員の方が多いので、ブランドイメージを維持するためにも、接客や応対が非常に重要。
日建保証料金なので毎月の売り上げが安定しており、宅配には珍しい完全週休二日制(土日休み)

宅配課係長 田中康太

管理責任者より

アウトソーシングによる先方の 配送コスト削減とドライバー品質向上

入社以来始めて新規の大型案件の立ち上げから任せてもらいました。
業務開始当初は自分の経験の浅さで、上司や先輩の力を借りなくてはいけない状況が沢山ありましたが、無事軌道に乗せることが出来、今では非常に良い勉強をさせて貰えたと言えます。  特に当初からの課題である、アウトソーシングによる先方の配送コスト削減という結果を出しながら、ドライバー品質を上げ、更により効率化する為にはどうすればいいのかという事を、責任者として常に考え続けてきました。

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正に日々の細かい現場管理であったり、地道にコースメンテナンスを毎日欠かさず行うなど、手間や時間が掛かる作業を怠らずに行いながらも、今まで当たり前だった事に対して、まずは疑問から入るという事でヒントを得る事が出来ました。
最大の課題で有るコスト削減についてですが、配送エリアが主に都内全域、西東京市、埼玉県内と広範囲に渡る中、以前は別の運送会社で2tトラックによる配送を展開していました。
しかし実状はどのコースも荷台の半分程度が埋まる荷量であり、2tトラックという大きな荷台に対して見合わない物量だった為、配送コストが高くなっていました。
更にエリアやコース編成も十分に効率化されていなかった為、定期配送にも関わらず、お客様へのお届け時間が曜日や週ごとに異なり、時間指定の出来る宅配便と違っていつ届くか分からないというお客様の不安やストレスがあったと想像出来ます。
当社に配送の業務委託を切り替える事で、機動力に勝る軽貨物の強みを最大限に生かしコスト削減と効率化の両方を達成できました。
荷量の増減に随時対応する事で、日々適切な車両台数によるエリアの細分化を行い、より効率の良いルート組みを行い続けることで、繁忙期でさえもお客様の希望時間通りにお届けが実現可能になりました。
これは今まで緊急便事業で当社が行ってきた「配車」を、宅配に組み込む事による成功例だと自負しております。
又、当社がこだわってきたお客様ファーストの配送と接客により、お客様より直々に喜びやお褒めの声を頂戴する事が多くなり、それがドライバーのモチベーションとなり、ひいては荷主様の会員数アップに繋がるなど、更に良い循環になっていると思っております。

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ドライバーインタビュー

個人宅配のポイント!

  • 必ず各現場に週一回担当者が巡回し、先方の管理者とコミュニケーションを取る事。
  • 全ドライバーに対し、自分のコースをしっかり配送出来るまで、業務責任者の管理監督の上で、妥協を排除し、研修・同乗等を何度でも行う事。
  • 下調べをしっかりして、稼げないコースやエリアは得意先に編成・改善要望を出して、継続可能なコースにする事。
  • 基本はセンターや事業所単位で契約し、複数台まとめて稼働する事。
  • 常にドライバーファーストである事。一人で孤立させず、荷物の個数の振れ幅、希望の休みの取得や代走専門の社員雇用など、働きやすい環境を維持する事。
  • ドライバーとのコミュニケーションを怠らない事。
    小さな相談でもあしらわずに真剣に聞いて真剣に回答する。
    当社の複数の社員がチームとして関わる事で、信頼関係を築く事。結果的に稼働継続率が大きく上がり、模範となるドライバーを多く輩出する事が可能になる。
  • ドライバーの自宅から近いセンターや会社と契約するのではなく、契約先から通勤圏内のドライバーを選定する事。

この様に、長年顧客側と運送会社側の最大の問題点であった「業界慣習」の部分に、一番最初にメスを入れて取り組みました。
そして多くの課題を克服する事によって、それが当社の最大の長所となりセールスポイントとなったのです。
お客様には是非一度当社の誇る「高品質宅配」をご実感頂ければ幸いです。

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