ここ最近、非常に身近な存在になってきた軽貨物ドライバーのお仕事。

 

「やってみたい」と思い軽貨物ドライバーになってみたものの想像していた仕事とは違い後悔している…という人も残念ながらいます。

 

今日は、そんな軽貨物ドライバーを始めようとする際に、事前知識の少なさが招く後悔に関する内容です。

 

転職する事や個人事業主になる事はギャンブルではありません。

 

 

軽貨物ドライバーはこんなはずじゃなかった…と感じることも

自分のペースで働けて、働けばその分収入になる軽貨物ドライバーですが、ドライバーの中には仕事内容に満足をする人もいれば残念ながら満足していない人もいます。

 

軽貨物ドライバーになる前にどんな仕事でどのようなものを配送するのか、賃金はどのくらいかなどリサーチを行うと思いますが、その際の内容が不透明だったり、そもそも会社が求人で謳っていた内容と実態がかけ離れていたりすることがあります。

 

では、具体的にどのようなことに後悔するのでしょうか。

 

 

軽貨物ドライバーの後悔

ここでは大きく5つご紹介します。

 

 

①お金

まず代表的なのは、お金です。

 

実際、軽貨物ドライバーを辞める多くの理由がこれで、拘束時間や仕事内容の濃さに見合った対価を稼げないため辞めていきます。

 

軽貨物ドライバーの魅力に「働けば働くほど収入になる」というのがあり、確かに配送の効率化を図り計画的に行えるドライバーさんはかなりの高収入を得られます。

 

可能性が無限大にあるのも軽貨物の魅力の1つです。

 

しかし、それはみんながみんなではなくやはり一部です。

 

軽貨物ドライバーの募集には「高収入！」「〇〇万円！」など魅力的な文言が並んでいるかもしれませんが、実際はどのように稼ぐのか、報酬の仕組みなどをしっかり事前に把握しておく必要があります。

 

軽貨物の業界では誰でも簡単に高収入が得られる仕事などありません。

 

それならすでに全ての人が軽貨物に参入しているでしょう。

 

 

 

②体力仕事

軽貨物ドライバーは「軽貨物」と言われていますが、案件によっては何十キロもあるような荷物をエレベーターの無いマンションを階段で運んだり、1つ1つは軽い荷物でも朝から晩まで働くとそれなりに体力を消耗します。

 

巷にある軽貨物系のブログではいいことばかり書かれていますが、「車のサイズ＝大変さ」にはならないということを覚えておきたいです。

 

もちろん、他の配送業に比べたら車は小さく荷物は軽量なので体力的にはマシと認識されていますが、体力に自信のない方が軽貨物なら大丈夫だろうと安易に考えると後悔するかもしれません。

 

若くて運動経験があるような方ならいいかもしれませんが、女性や高齢者にとってはキツく感じることも珍しくありません。

 

また、緊急時などにも休める体制かどうかも肝心です。

 

明らかな体調不良や家族や親せきに万一の事が有った時にも休めず、親の死に目に会えなかったという事も事実有ります。

 

その会社の代走体制や社員の数、社風など、契約前に確認しておくべき事です。

 

 

③責任の重さ

何をするにしても働く上では責任はあります。

 

それは一社会人として当たり前のことで、責任があるからこそ質の高い業務が可能になります。

 

そして、責任ついては軽貨物ドライバーも同様です。

 

例えば、時間と損害賠償の責任があり、配送時間を少しでも超えるとクレームの原因になりますし、荷物を紛失したり壊してしまうと賠償責任に該当するかもしれません。

 

時間に関しては誰もがわかりますが、損害賠償については安易に考えており、実際にその状況になって初めて事の重大さに気づくということもあります。

 

個人事業主として働くのならその責任は基本的に全てあなた自身になります。

 

責任の有無が悪いという話ではなく、軽貨物ドライバーとして仕事をするのなら知っておくべき内容です。

 

 

④経費が割りに合わない

これはどういうことかというと、軽貨物ドライバーとして働く際にはガソリン、エンジンオイルなど経費がかかります。

 

しかし、軽貨物の仕事によっては再配達があったり、待機時間があったりと予想外の事が起き、経費がそれに見合わないということがあります。

 

個人事業主の場合は経費といっても自分のお金なので、高い収入を得るためにもここは工夫したいものです。

 

 

⑤健康

先の体力にも関連しますが、軽貨物ドライバーは体力命というわけではありませんが、力仕事には変わりありません。

 

元々、腰痛持ちだったり下半身が弱かったりする人にとっては、さらなる悪化に繋がることがあり健康面での後悔も時々あります。

 

軽い腰痛だったので軽貨物ならいけるだろうと思って始めたら、ヘルニアになってしまう…ということもあるでしょう。

 

また個人事業主なので労災保険なども基本的にはなく、自分でケアする必要があります。

 

健康に不安があれば働けないのでその間のお金というのはゼロです。

 

十分な貯金がない人には不安でしかないかもしれません。

 

 

 

 

軽貨物のHPからも多くの情報を読み取れる

もし、あなたの周りに実際に軽貨物ドライバーとして働いたことがある人がいればその実態を聞くことができますし、いなくても今はネットやSNS上でいろんな情報を得られます。

 

後悔しないためにも事前調査が何よりも大切で、ここを怠ると高い満足度は期待できません。

 

他にも、意外とやっていない人が多いホームページの確認をおすすめします。実は軽貨物の契約先のホームページを確認することで様々な情報を読み取られます。

 

次の「ＨＰから判断する、後悔しない軽貨物会社選び」では具体的なホームページの見方、良い企業かの見抜き方についてわかりやすく解説していますのでぜひご参考ください。