物流は飛脚の時代からインフラの一部となり、今では水や電気と同じ様にごく当たり前に日常生活に欠かせないライフラインとなっています。
インターネットで注文した荷物が自宅まで指定した時間に届く便利になった世の中において、「送料無料」などの言葉が生まれ、下請けで有る私達は長時間労働で社会的地位が低いというのが実情でした。
ましてや昨今ドライバー不足と言われる中で、大手の宅配会社ならまだしも私達の様な中小の運送会社は資金力で劣る為、人材を集めるだけでも一苦労で、長期にわたり軽貨物運送で人生設計をしてくれる人材はほんの一握りでした。

私は30歳で独立し2021年4月で丸10年を迎えますが、その間に沢山悔しい思いをしてきました。「子供が出来たから辞めたい」「家を建てたいから転職する」など、普段から会社の社長を名乗りながらも自分自身のあまりの不甲斐なさに絶望しました。
しかし元来諦めが悪い性格から、必ず日の目を見るまでこの事業をやり通すと強い決意を2016年にし、そこから抜本的に事業を見直し3か年計画を立てました。
2020年には業界初となる応用行動分析学の権威で有る竹内教授とトップパートナーシップ契約を締結致しました。
更に業界では珍しく国家資格で有る中小企業診断士の須藤氏とも通年契約を締結し、クリーンかつ健全な経営体制を確立し、オーナー社長会社の脆弱な部分を補いました。
現在私達は「自転車専用車両」や「AED積載車両」など、それぞれの顧客ニーズに沿った専属性の高い車両を独自開発するなどし、運送業界の多重構造に立ち向かいながら、ご理解有るメーカー系の荷主様と直接お取引を頂いております。
お取引頂いた経験上分かった事は、一時的な損失や一瞬の利益よりも、長期的な視野や計画で業者を選定しているという事です。
名の通った会社様ほどこういった傾向にあると感じます。
これは荷主様の顔が見えない、大手路線会社や運送会社の下請けをしているだけでは分からなかった事です。

当社は「物言う運送屋」として、クライアント様と一緒に課題を解決する為に、しっかりとご提案しながら、クライアント様の事業に対し、目に見えて数字に残る結果を出す事を大真面目に実行する一風変わった運送会社です。
ですから「こんな事まで出来るんだ」「期待以上だよ」と仰って頂ける事がなにより嬉しいお言葉なのです。
ご挨拶が長くなりましたが、これからの当社により一層ご期待ください。