果たして軽貨物運送事業者でここのまで内容の濃い安全運転講習会を行っている会社があるだろうか...⁉
私は無いと思う。
そんな恒例の当社主催、安全運転講習会が今年も内容豊かに開催されたのでご紹介します。
今回は業務や諸事情で現地へお越しになるのが難しいドライバーさんにはリモートでの参加もあり、
合わせておおよそ全体の7割ほどのドライバーさんが参加しました。
先ず最初に明星大学 行動応用分析学 竹内教授による人間の心理的なメカニズムを様々な資料を使い、
分かり易く説明してくださいました。
つい思い込んでしまったり錯覚してしまったり、
誤配に繋がるような要因をや、そんな時に役立つ指差し確認など、
ドライバーの横乗りをしながら実際の業務を見てきた竹内教授ならではの見解はいつも興味深い内容です。
今回の資料にもあった”誤配防指チェックリスト”は私の担当する業務でも、
全ドライバーに配布し、イレギュラーな事が起こった時や、焦りが生まれる状況下に活用して、
自分の状態を客観視するように声をかけています。
3つ以上の項目があてはまれば、それは誤配のリスクが高いということ。
それを理解すればより注意して配送したり、気持ちを落ち着かせる事ができます。
二人目の登壇者は日頃より自動車保険でお世話になっている三井住友海上保険の小島様。
具体的な事故の実例や等級の仕組みなど詳しくご教授いただきました。
実際の保険金の支払い例や、交通事故を起こしてしまうと等級がさがり保険料の負担が増える仕組みなど、
ドライバーさんにとって身近な内容がたくさんありました。。
そして次に登壇されたのはソニー生命でファイナンシャルプランナーの中村様。
個人事業主としての具体的な節税・節約と青色申告をする事のメリット、将来に渡る資産形成など、
資料と共に分かり易く解説していただきました。
更に、希望者には後日無料で相談に乗ってくださるとのお話もあり、
真面目にアンケートに回答しているドライバーさんもいました。
また、年間優秀ドライバーさんの表彰と金一封の授与式も開催。
予算は上限はなく。優秀なドライバーさんは全て表彰しました。
最後に4月から軽貨物事業に関する法改正があり、そのポイントについて解説しました。
こちらはまだまだ不明な点もあり、今後も引き続きドライバーさんに情報発信していかなくてはなりません。
節約や法改正の事についても出来る限りドライバーさんに寄り添い、
有意義な情報を今後もお伝えできればと思っています。
当社はこういったドライバーさんと一緒に、
交通事故や誤配を未然に防ぐ講習会をオリジナルで考え毎年行っています。
なぜ事故や誤配がおきるのか?そのメカニズムを知ることが発生を減らす事につながります。
特に交通事故を減らす為には真剣に何度も検証し、
専門家と一緒に取り組み会社全体が同じ意識を持たないといけません。
わざわざISO39001という交通安全に対する国際基準を取得したのもその為です。
全ては安全運転の為。運送業界はでこれより大切なことはありません。
今後も安全への意識を高める講習会を考え継続していきます。