オンラインショッピングの需要が高まる現代では、軽貨物ドライバーという職業はなくてはならない存在になっています。
フリーランスとして働け、副業を始め本業としてもできるこの仕事は可能性がある一方で、クライアントからの詐欺被害にも遭いやすいという側面があります。
今日は、そんな軽貨物ドライバーが詐欺から身を守る為の内容です。
目 次
軽貨物ドライバーへの詐欺はなぜ起こる?
軽貨物ドライバーという仕事には、正社員など雇用契約で働く場合や個人事業主として業務委託で働く場合があります。
前者は会社員と同じで、会社に雇われその企業の就業規則などに沿って仕事をする必要がありますが、個人事業主の場合は常識的なマナーを守れば会社とドライバーは対等な立場にあります。
しかし、個人事業主の場合は契約や報酬のこと、仕事内容など個人でしっかり法律や決まりを把握する必要があり、実際あまり調べていない人がいるのも現状です。
その事前知識の低さに付け込まれて、詐欺の被害に遭うことがあります。
つまり、軽貨物ドライバーとして仕事をしようと考えている人は、最初にしっかり学び自己防衛をすることが大切なのです。
軽貨物ドライバーが被害に遭う詐欺
では、具体的にどのような詐欺事例があるのでしょうか。
①車両を用意しても仕事が斡旋されない
軽貨物ドライバーとして働く際には車は必須です。
しかし商業用軽貨物自動車を提携している車業者や信販会社からリースや購入したものの、全く仕事が入ってこないという事例があります。
これだと多額のローンや負債のみが残ることになります。
②業務委託以上の働き方を期待される
業務委託は先に述べた通り、正社員とは異なります。
しかし、悪徳業者には毎日の出勤を求めたり、賃金が発生しないサービス労働を求めたりと正社員と同じようなことを求めるケースがあります。
これは職業安定法という法律で禁止されている行為です。
③不当な手数料や違約金
例えば、ドライバーの代わりに黒ナンバーの登録を代行する業者の中には、その手数料を高く請求する場合があります。
実際は1,500円ほどしかかからないのが、5万円以上などです。
また、仕事を休んだりすると違約金として、報酬の3倍以上のお金を取られる場合もあります。
軽貨物ドライバーが詐欺に遭わないために、まずは契約書にしっかり目を通すことです。
これをあやふやにして契約をしてしまうと後悔するので、何度も読み直し納得してから契約をします。その場の空気に飲み込まれないようにすること。
また、詐欺をする軽貨物会社の特徴として対面でのやり取りを嫌がる傾向にあります。郵送やオンラインでのやり取りを基本とし、できるだけ非対面にするように工夫します。
そして、もし会えたとしてもその人物が本当に会社にいるのかなどを確認するためにインターネットで調べたり、会社に直接確認してみるのもいいでしょう。
名刺などが嘘かもしれません。
まとめ
今日は、軽貨物ドライバーが被害に遭う詐欺に関する内容でした。
被害に遭わないためにはまずは自分自身でしっかり知識をつけておくこと、そして何かあったら証拠がものをいうので録音をしたり文面で残しておくなどを心がけてください。
まずは目を凝らしてしっかり見極めることが軽貨物ドライバーとして働く上での第一歩になります。