こんにちは!!
12月も中旬になり気温が下がる日も増えてきました。
これから冬も深まると気を付けなければならないのは雪!
運送業にとって積雪は最も警戒すべきリスクの一つです!
特に東京都内近郊では積雪があると交通網が麻痺する事態になってしまいます。
そんな時に欠かせないのはスタットレスタイヤです!!
今回はスタットレスタイヤについて少し調べてみました。
目 次
ノーマルタイヤとスタットレスタイヤの違い
ノーマルタイヤ | スタットレスタイヤ | |
特徴 | 雨でぬれた路面で滑りにくい | 重たく接地面が広い、積雪路や凍結路で滑りにくい |
溝の深さ | 8㎜前後 | 10㎜前後 |
質の違い | 夏場の高温環境に耐えらるように硬いゴム | 冬場の低温化でもしなやかさを保てるよう、気泡を含んだ柔らかい発泡ゴム |
寿命 | 5年または走行距離5万キロ | 3年または走行距離1~1.5万キロ |
価格(4本セット) | ¥27,000~29,000 | ¥38,000~40,000 |
スタットレスタイヤの構造
スタットレスタイヤとは積雪路や凍結路などの摩擦係数が低い路面で駆動力や制動力をより大きく路面に伝える工夫がされています。
地面と接する面にはノーマルタイヤより深い溝があり、雪を踏み固めたときに溝のパターン状の雪柱を作り、その雪柱をけりだす「雪柱剪断力」によって駆動力を得ています。接地面で溝に噛んだ雪はタイヤが回転する間に溝から剥がれ落ち、再度接地したときには、新たに雪を噛む動きをする構造になっています。
更にタイヤの溝を構成するブロックにサイプと呼ばれる細かい溝が切られていて氷上の表面にある水膜をサイプ内に取り込み、雪上ではブロックとサイプのエッジで雪を咬む事によりグリップ力を確保しています。
なぜスタットレスタイヤと呼ばれるのか?
スタットレスタイヤの前に雪道を走行するタイヤとして主流だったスパイクタイヤ。グリップを生み出すために金属鋲を使用するスパイクタイヤに対して、スタット(鋲)を使わずグリップ力を発揮するのでスタットレスと呼ばれています。
また、開発の背景には、そのスタットが道路を削り、粉塵を発生させ粉塵の影響により目、鼻、のどの疾病や気管支炎を悪化させるなどの健康被害が顕著に表れた事もあったようです。
スタットレスタイヤ売れ筋ランキング(楽天調べ)
1位 GOODYEAR ICE VAVI GARGO
ビジネスシーンにおいても特に重視したい「氷上性能」と「ライフ性能」において大きな進化を遂げた「ICE NAVI CARGO」。
VAN専用スタッドレスタイヤに求められる機能をうまくバランスした、運びのプロが選ぶVAN用スタッドレスタイヤです。
2位 DUNLOP WINTWR MAXX02
安定した氷上性能で氷上での効きが長く続き4年つかえるロングライフを実現。
凍結、雪上、ウエット、ドライなど様々な路面での走行性やライフ性能含む経済性において高いレベルでバランスの取れてたスタッドレスタイヤです。
3位 BRIDGESTONE BLIZZAK VRX2
「非対称サイド形状」がふらつきを軽減し、高い直進安定性と応答性を発揮。氷雪路だけでなく、乾いた路面での走行でも安心感。
まとめ
スタットレスタイヤを一年中履きっぱなしにするのはコスト面と安全面の両方から考えてもやめた方が良いです。柔らかく接地面が広いスタットレスタイヤの特徴からも暑い時期には溝の高さの減りも早いですし、夏場に雨が降った際は滑ります。そのまま履き続ければ冬場には更に危険な状態になり使用できません。夏用と冬用、ノーマルタイヤとスタットレスタイヤでシーズンによって、しっかりと分けた方がコストダウンに繋がり、より安全に配送できそうですね。
また、スタットレスタイヤを過信しすぎてはいけません。雪道での滑りやすさは低減してくれますが、完全に防ぐものではないのです。スタッドレスタイヤであってもツルツルに凍結した路面は滑りますし、高速道路の走行や急な坂道を走行する際はタイヤチェーンを装着しなければならない場合もあります。雪道を走る場合はスタットレス装着にかかわらず、より安全運転を意識する事が重要です!
当社では毎年冬のシーズンになると、提携させていただいている企業様に特別価格でスタットレスタイヤを提供していただいています。
今年も特別価格でのスタットレスタイヤの販売案内は終了し、年内には稼働中の全ドライバーのスタットレスタイヤの装備が完了する予定です。
軽貨物ドライバーには必須のスタットレスタイヤです。早めの準備を心掛けましょう!!